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2017.7.28 最終確認 |
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■ NiMH(ニッケル水素) 電池 ■ 3.6V 80mAh(3セル)リード長 50mm ■ ニッケル水素電池はリチウム系の内蔵電池にくらべて液漏れしやすく、リード線やコネクタ端子が酸化、あるいは緑青(青サビ)状態になることがあります。日付の保持能力が落ちたと感じたらすぐにメインボードからはずしてください。 ■ 保存期間もあまり長くありませんので、交換用の電池は入手がむずかしいからと事前に購入して何年も保管するのではなくその都度購入するのがベストです。 ■ 新しいLavie にはML1220(マンガン・リチウム)電池が使われています。(現品を確認してから注文してください) 機種によってリード線の長さが異なりますのでご注意ください。50mmで足りない場合は無料で延長加工しますので、事前に長さをご指定ください。 |
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■ VL2020 (パナジウム・リチウム) 電池 ■ 3.0V 直径 20mm 厚さ2.0mm ■ 通常の使い方ならまず液漏れの心配がありません。 ニッケル水素電池に比べて未使用保管期間も長く扱いやすいです。 ■ 新しい機種 にはML1220(マンガン・リチウム)電池が使われています。(現品を確認してから注文してください) このタイプの電池ではリード線がついたものはほとんど入手できませんので、古い電池のリード線およびコネクタを流用してください。 |
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「電源ランプが点灯しHDDや光学ドライブは動作しているようだが、「NEC」ロゴが出ず画面が真っ暗」(Windows がまったく起動しない)」という症状は、ノートPCでもデスクトップPCでも「メモリまわり」が怪しいです。これに「最近よくフリーズすることがある」に思い当たる節があれば、これはメモリ自体の故障かメモリスロットの故障の可能性が大です。 メモリは思ったよりも発熱しており、メモリから発生した熱は表面実装されているメモリスロットのハンダ付け部分にも伝わります。パソコンの電源のON−OFFはそのままメモリスロットのハンダ付け部分の膨張と収縮に連動します。つまり温度による膨張率の異なる「ガラスエポキシ基板」「メモリスロットの樹脂部分」「メモリスロットの端子部分」の3つが互いにズレる方向に変動するのですが、この際メモリスロットのハンダの使用量が少ない端子によっては断線状態を起こす可能性があります。 |
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ケースをはずすとこの赤い点線の下の部分に 向かい合わせに2つのメモリスロットの72ピンの端子が2列ある。(VersaPro R VA10J/RX -G ) |
修理作業ではこの72ピンの端子の列を合計4列正確にハンダ付けする。 |
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PC66/100/133 タイプ以降のメモリスロットの狭いピッチの再ハンダ付けでは、0.3mmφの極細ハンダと先端の細い半田ごてを使ってひとつひとつの端子にハンダを補充し、最後に各列ごとにフラックス液を塗布し30W以上の半田ごてでいっきになぞって仕上げます。フラックス液(プリント基板用無洗浄タイプ:サンハヤトHB-20F)を塗ってから半田ごてを当てるとどんな狭いピッチのハンダ付けでも隣の端子とのブリッジにはなりませんが、万一ハンダの補充量が多すぎてブリッジした場合はハンダ吸い取り線を使ってやり直します。 上の事例の機種ではスロットの内側の端子のほうは再ハンダ付けできますが、外側同士は向き合った距離が近すぎて半田ごての先端が入らないため、ハンダ付けができません。周囲を耐熱テープ(ポリイミドテープ)でマスキングしてからヒートガンで空気加熱して、断線したハンダを溶かしました。この方法ではとりあえずの修理は可能ですが、もともとのハンダの量が不足気味なので、再発する可能性は少し高いかもしれません。 |
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