修理に使う工具や補助材料、素材なども、かつては職人や工場で使うプロレベルのものが、いまではネットで個人が入手できるようになりました。筆者は電気技術者なので、金属加工や製造技術のことは専門外ですが、こうしたハイレベルなものを利用することで、それなりに見映えのいい、それなりに正確さと強度をもった補修・修理ができるようになりました。
「弘法 筆をえらばず」はアートの世界だけのことで、家庭用の万能包丁で調理する一流の料理人はいませんし、機械工作では1/1,000ミリの単位で仕事をしなければ1/100ミリ精度の製品にはなりません。
世に「永遠」「完全」なものはなくとも、環境や状況に応じて「適材適所」に使えばその能力を最大限に生かすことができます。当「修理テクニック」のページでは、「適所とはどの部分なのか」「何をもって適材とするのか」の結論としておすすめできるツールや材料を簡潔にご紹介します。
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