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2020.5.25 最終確認

機種固有のシステム情報
 HDDフォーマット時のインターリーブ設定について

Classic、SE、Plus はインターリーブ設定が必要

HDDフォーマッタには、「インターリーブ設定」という項目があります。ClassicやPlus以前の68000マシンでは、CPUやメモリとHDDとのデータのやり取りが遅く、ハードディスクの回転速度にデータ転送速度が追いつかない場合があります。そのために、連続したブロックにまとめてデータを記録せず、ブロックの間隔を少しおいて記録するようにすることで、次のブロックへ移動する時間を稼ぎ、そのあいだに転送を完了しようというのがインターリーブの機能です。

インターリーブの数字は飛ばすブロックの数+1です。

     68030機以上ではインターリーブ = 1:1、つまり連続したブロックにそのままデータを書きます。

     Macintosh SEではインターリーブ = 2:1、つまりひとつおきのブロックを使います。

     Plus・512K・128Kではインターリーブ = 3:1、つまりふたつおきのブロックを使います

SEとPlusは同じ8MHz、68000ですが、過去のサイトの資料ではそれぞれ 2:1 と 3:1 のインターリーブを設定するとありますので、同じ8MHz、68000のClassicの場合も、SEと同様に2:1 つまり1つおきのインターリーブ=1 とするのが正解と思われます。

既存のSE/30のHDDをそのままClassicの起動ディスクとして使おうとしたときに、機能拡張をはずさなければエラーになってシステムが起動しませんでした。

どちらもシステムイネーブラーは不要ですので、6.0.7以上であればそのまま使えると思ったのですが、インターリーブを必要とする動作の遅いClassicでは、システムファイルを連続的に読み込めなかったためのエラーと考えられます。

Classic、SE、Plus はインターリーブ設定が必要というのが基本ですが、実際には、使用するHDDの性能や使用するフォーマッタソフトによって状況が違い、簡易(自動)フォーマットで問題ない場合もあります。

もしHDDフォーマット時や起動時にSCSIがらみで理解しがたい不思議なエラーが出て、問題が解決しない場合は、再フォーマットしてそのときに手動で明確にインターリーブ値を設定してみてください。

 

68030機以降の時代になるとSCSI規格自体も高速になり、HDD基板のコントローラ内部にも大きなキャッシュメモリが配置され、インターリーブのことなど考慮する必要がなくなりました。

 

中古入手したHDDは必ず使用するMac上で再フォーマット

さきほどの説明のように、「フォーマット済み」やほかのMacからはずしてきたHDDはインターリーブがいくつでフォーマットされているかわかりません。無用なトラブルにかかわらないためには、きちんと自分で再フォーマットしましょう。

  ■ Lido7.56では「Special」メニューに「Set Interleave...」の項目があります。

  ■ B'sCrew2.1では「ドライブウイザード」の「フォーマット」の項目に「オプション」があり、0-16までのインターリーブ値が選択できます。

いずれも、先にインターリーブ値を設定してからフォーマット作業に入ります。

 

  ■ フォーマッタソフトによってはインターリーブ設定機能がない場合があります。(「Apple HD SC Setup」や「ドライブ設定」にはありません)

  ■ Classicなどの遅いマシンでは、フォーマッタソフトによってはうまくフォーマットできない場合があります。

 

(複数のフォーマッタを試してみてください)

 漢字Talk 7.1 / System

漢字Talk7.1/System 7.0で System Enablerを使用しないCD-ROM非搭載のMacは以下の通りです。

 

      Macintosh 128K、512K、PlusSESE/30ClassicClassic II、LC、LC II、    

      Macintosh II IIxIIcxIIsiIIciIIfx

      Macintosh PowerBook 100140145170

 

 

System Enabler 一覧

   Macintosh System Enablers for OS 7.1 to 7.5.5: Current Versions and Change History

    http://www.savagetaylor.com/2015/11/23/macintosh-system-enablers-for-os-7-1-to-7-5-5-current-versions-and-change-history/

 

      Macintosh ClassicII    = Performa 200   SystemEnabler なし

      Macintosh Color Classic  = Performa 250   SystemEnabler 401 v.1.0.5

      Macintosh Color ClassicII = Performa 275   SystemEnabler 403 v.1.0.2(LC520、LC550と同じ)

 

漢字Talk7.5 では、漢字Talk7.5 登場以前にリリースされた機種向けに共通のユニバーサルイネーブラが用意されていますので、機種の違いを意識する必要はありません。

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