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2022.11.20 最終確認

拡張ベイの光学ドライブ(CD- ROM、DVD- ROM)を交換する

光学ドライブで書き込みを必要とするケースはほとんどなくなってきましたが、それでもあれば便利な光学ドライブ。

Pismo/Lombard 用の光学ドライブはWindows 用のIDE(ATAPI)のものと同じ規格なので、Wallstreet までの光学ドライブとちがって左右側面の4個のネジだけで簡単に交換できます。

手元にある光学ドライブは以下の2種類。中古入手なのでPismo/Lombard のどの機種についていたのかよくわかりません

       松下寿電子製 CR−176-D(CD-ROM)      LG電子製  DRN-8080B(DVD-ROM)

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写真なし

かつて私の同級生たちが愛媛県の松下寿電子工業(現パナソニックヘルスケア)の工場で作っていたApple純正CD-ROMドライブ。

Windows 機でのIDE仕様の光学ドライブ換装の場合と同様に、次の2点に注意が必要です。

IDEのMaster/Sleve/CSEL設定

IDE仕様の光学ドライブではデスクトップ用には「Master」「Sleve」「CSEL(Cable Select)」の設定ジャンパがありますが、ノート用では市販品ではほとんどの場合ジャンパがなく、「Master」または「CSEL(Cable Select)」のいずれかで動作するようになっています。

Pismo/Lombard の拡張ベイは「セカンダリIDEのMaster」ですので、PCパーツショップで購入する汎用新品は問題ありませんが、Windowsノートから外した中古ドライブの場合は、モデルによってはマザーボードの設計段階で「プライマリIDEのSleve」で動作するようにOEM生産されているものがあります。この場合は、ドライブ内IDEコネクタの47番ピンの改造が必要になりますので、ネット上で情報をさがしてください。(説明が長くなるので割愛します)

 

ベゼルの互換性

かつてはメーカー、モデルごとにベゼルのEJECTボタン、強制EJECT用の穴、LED表示の位置が異なっていましたが、現在はGBAS規格という世界共通の規格になっています。Vista機以降に搭載された中古ドライブと、現在新品で購入できるIDE仕様の光学ドライブは(数は少ない)ほぼその規格になっています。Pismo でもLG電子製DRN-8080BはGBAS規格と同じ位置関係になっています。

純正ベゼルのもつ美しい曲線ラインにこだわる方でDRN-8080Bドライブを持っている場合は、GBAS規格のドライブを入手して交換してください。(CR-176-Dのほうはまったく穴位置が違います)もっとも、ふつうの光学ドライブを装着しても極端な出ッパリは出ないのでそれほど見栄えは悪くありません。下の写真のソニーNEC製2点ではそのままのベゼルを使っています。

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ソニーNEC製 AD-7580A

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ソニーNEC製 ND-7550A

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松下製 UJ-840(ベゼル非装着)

【交換実績】

新品入手可能な IDE(ATAPI) 仕様のスーパーマルチ「ソニーNEC製 AD-7580A では、起動用/インストール用に使えることを確認しています。(書き込み、DVD-RAMについては未検証)

また中古の以下3モデルのスーパーマルチも使えました。たぶんスーパーマルチならほとんど対応すると思います。

 ソニーNEC製  ND-7550A   (FMV-BIBLO NF60Tからはずしたドライブ、GBAS規格ベゼル)

 Panasonic 製  UJ-820B、UJ-840   (VAIO VGN-KとVGN-FSシリーズからはずしたドライブ。いずれも非GBAS規格)

 

純正ドライブとの相違点

これら非純正ドライブでは「Cキー」でインストールCD/DVDからの起動はできませんが、「Optionキー」による起動ドライブ選択で光学ドライブから起動でき、それ以外に問題はなさそうです。

「Cキー」で起動ができない理由は、ユーティリティの「ドライブ設定」で確認すると、以下のように扱いが異なっているためではないかと思われます。

   非純正ドライブは「未サポート ATAPI  バス=0 ID=1 」と表示リムーバブルメディア

   純正ドライブはボリューム名 EXPBAY バス=0 ID=0 」と表示固定ドライブ

 

 

この記事におけるPismo実験機の環境は、9.2.1、G4/500MHz、Firmware 3.2.7f2

内蔵メモリはWindowsノート用も使える

最大メモリサイズは、512MB(Lombard)、1GB(Pismo)

リアルタイムのときには、Plus で起動できる特殊なハードディスクが存在し、「Mac用」と記載されていないSCSI内蔵HDDではターミネーション設定をしないと使えなかったりして、メモリも「Mac用」と記載されたものしか使えないと思い込んでいましたが、実際にはPlusの事例を除いて、Windows用の多くの周辺パーツはMacでも使うことができます。液晶パネル、光学ドライブ、メモリもまたしかりです。(多少、制約がある部分もあることは事実ですが)

Pismo では、PC133タイプ 512MBメモリ× 2枚 = 1GB 最大メモリとなります。

Lombard では、PC133タイプ 256MBメモリ(16枚タイプ)× 2枚 = 512MB 最大メモリとなります。詳細については→こちらを参照

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