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2017.7.28 最終確認 |
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積み降ろし可能な4WDトラック用キャンピングカー |
ジャッキの上下コントロール・リモコン |
灰色の丸の奥側の両側にタテに2回路通っている |
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米国製キャンピングカーのジャッキ用リモコンのボタンが反応しない 単純なリモコンのスイッチ接点の故障です。 コネクタ端子を導通チェックすると、フィルム基板回路の一部が断線していました。分解を試みたのですが10個のスイッチは各スイッチとも1回路1接点ではなく、2回路2接点構造になっており、導電性皮膜のシートも5層構造でとてもはがせません。 スイッチモジュールは治すことを断念し、新たにスイッチモジュールを製作することにしました。 |
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日本開閉器製のタクトスイッチをタカチ電機の基板つきケースに組み込みます。各スイッチには周囲に動かない黒のフレーム部分があるので、となり同士がピッタリくっつくレイアウトであっても誤操作にはなりません。 |
タクトスイッチは基本的に1回路仕様なので、2回路をONさせるために、パソコンのFn+ファンクションキー操作と同じ、2個押し仕様に回路を変更。 |
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シリアル変換する基板部分はまったく故障していないのでそのまま使用。プラケースはドリル、糸鋸、ヤスリがけで加工。 |
文字入れなしで完成。マニュアルは添付しました。 |
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修理依頼のPC98のCバス用インターフェース基板 |
74FシリーズのTTLが破損したそうです。 |
無事交換修理終わりました。 |
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制御用に使っているPC98のインターフェース基板を誤って損傷させてしまった 装着時の手違いで基板から煙が出たそうで、TTLが1個破損していました。他にも連動して故障しているICがあるかもしれません。当然、再入手できない古い特殊基板ですが、ほとんどTTLと抵抗アレーで構成された基板ですので、部品点数も多くないことから全部品を交換することにしました。 当店お得意の調達修理です。いったんすべての部品をはずし、パターンが断線していないことをテスターで確認してから新品に交換です。 |
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右奥は抵抗アレーのベックマン898-3シリーズ(白)の後継品(黒)です。898-3シリーズなんてもう30年も前に都内の部品商社にいた頃扱ってました。 |
お客さまの希望で、ICはすべて丸ピンICソケット使用に変更となりました。 |
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部品の状況などからたぶん20〜25年ぐらい前のものかな? この基板には74FシリーズのTTLが多く使われていましたが、74Fを生産したメーカーはフェアチャイルドを中心にごくわずかで、今回は1点をのぞき米国から調達しました。(1点のみ入手できず、それはデッドストックに強い福島の商社に発注です) 古い基板に使われている部品はけっこう刻印が明確で、部品番号を確認するのは現在の微細な部品よりもはるかに楽です。しかし、同じ機能・同じ性能の現在の製品で置き換えるには、やはり古い部品についての知識も必要ですし、古い部品そのものを探すには「どこの会社が持っているか」を知っていることが必須です。一般の部品調達サービス会社にまかせると1回の注文金額が10万円前後でないと受けてくれないような部品も多く、とんだ出費となることがあります。 |
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