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2023.6.24 最終確認 |
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PlusはロジックボードとSweep/Power基板の2枚で構成 |
タテ1本スジの症状 |
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DynaMac のロジックボードと漢字ROM(左) |
DynaMac の漢字ROM野装着部分 CPUの上にメモリバスのピンだけ直づけの子ガメ用基板を載せ、その基板にROM基板のピンがささるメスコネクタを実装 |
DynaMacの子ガメ用基板上のメスコネクタに、漢字ROM基板のオスピンコネクタがささっているところ |
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当ページに記述されていないテーマは「SE/30の修理」「旧MacOSの情報」の各章で解説してあります 本サイトでは当初よりSE/30を中心にサイトを構成してきましたが、最近Plusを修理する機会がふえて修理情報が蓄積されつつあるため、当面(将来の当サイトの大規模リニューアルまで)のあいだ、このページではPlus(および128K、512K)固有の修理の情報を記述します。 Macintosh Plus の運用・活用方法については、ハードウェアの部分は「SE/30の修理」の章を、OSに関連した機能については「旧MacOSの情報」の章で詳しく解説しますので、当ページにて見つからない内容についても同章をそれぞれご一読ください。 |
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Plus 系のマシントラブルは電源の修理から 128K、512K、DynaMac、Plusに限らず、Classicシリーズも、アナログ電源ボード(Sweep/Power 基板)の電源部に問題を抱えていることが多く、FDDやHDD以外のトラブルでは、まず最初に、もれた電解コンデンサの総交換と+5Vの電圧調整が必須です。 |
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放電工具を必ず使用のこと 128K、512K、DynaMac、Plus のアナログ電源ボードをはずすときは、CRTのアノードキャップ内の(+)端子をかならずCRT固定用のフレーム金具に100MΩの高抵抗(10MΩ〜でも可)を介してアース放電してください。 Appleの専用工具でなくても、プラスドライバーにみの虫クリップで抵抗をつなぎ、抵抗の反対側をみの虫クリップでフレーム金具につなげば一瞬で放電されます。 さらにアノードキャップ取り外し作業時は素手ではなく、軍手などの植物繊維の手袋着用でやると、精神的にも安心です。 SE(SE/30)以降でのアノードキャップ取り外し作業時は、抵抗は不要で、プラスドライバーとフレーム金具をみの虫クリップで結べば放電OKです。万一ということがありますので、SE(SE/30)以降においてもこの放電作業は必須です。 128K、512K、DynaMac、Plus における高抵抗は必須です。抵抗なしでの放電で少々のスパークが飛んでも「怖くない」ので問題ない、といった感情的な次元ではなく、スパークが飛ぶときにロジックボード上のAppleカスタムICが電気的破壊されることがあるようで、過去の修理マニュアル本に記載があります。 100MΩのワット数は適当でけっこうです。(100MΩは製造メーカーがほぼ限られますが、) |
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C38(またはC37)コンデンサの交換 AC100V入力のラインフィルター直後に配置されているUS仕様ボードのC38コンデンサの0.1uF/250V(または国際仕様のC37、0.47uF/250V)については、MPコンのものと通常のフィルムコンの2種類があることを確認しています。このうち樹脂ケース入りのMPコンの場合、劣化により内部が膨張して大きなボンという音とともに樹脂ケースが割れるケースがあります。 現在はこのような構造のコンデンサはほとんど見かけません。普通のフィルムコンに交換します。(当店ではKEMET製を使用) C38(またはC37)の付近に、同じ黄色い樹脂ケース入りのMPコンデンサC33とC37の2200pF(または国際仕様のC33とC36の4700pF)が使われている場合は、それらにもヒビが入っていますのでいっしょに交換します。 |
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国際仕様ボードのパンク状態のC37コンデンサ 現在の型番は KEMET PME271M647KR30(0.47uF/275V)(位置はヒューズの右となり) |
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※追記(2022.12.30) フィルムコンの記述につきまして、とても詳しい方からご指摘と助言をいただきましたので、「普通の...」という部分を以下のように書き改めます。 RIFA製のMPコンは現在でもKEMETブランドで入手可能ですが、MPコンよりはフィルムコンデンサのほうが長期に安定しているようです。もともとPlus 系のアナログ電源ボードに使われているMPコンデンサは「Xコンデンサ、Yコンデンサ」とよばれるノイズ対策の用途に使われていますので、フィルムコンデンサを選択する場合は、用途が「EMI/RMI抑制」用で、規格についてもX1、X2、Y1、Y2などに準拠した「安全性重視」のものにします。(ノイズといっても発生源や成分によってさまざまですので可能な限りということで) 代替するXコンデンサの以下の型番はいずれもX2準拠で、耐圧も上がっています。(2022.12現在) US仕様ボード C38(0.1F/250V)→ KEMET PHE820ED6100MR06L2 (製造中止)(DigikeyまたはMouserから) KEMET R474N31005001K (DigikeyまたはMouserから) 上記いずれもリード間隔=22.50mm(純正オリジナルは20.30mm間隔なので、修正して使用する)
国際仕様ボード C37(0.47uF/250V)→ KEMET R46KN347040H1M、 パナソニック ECQUAAF474M
YコンデンサもY2準拠で以下となります。 加筆(2023.5.27) US仕様ボード C33/C37 (2200pF/630V)→ KEMET PHE850EA4220MA01R17 (DigikeyまたはMouserから) 国際仕様ボード C33/C36 (4700pF/630V)→ KEMET PHE850EA4470MA03R17
参考までに、Classicシリーズのアナログ電源ボードでは、XコンデンサにKEMET製MKT565シリーズ0.22uF/250V(廃止)、またYコンデンサにはセラコンが使われています。(パナソニック ECQUAAF224Mで置き換えできます) その他のフィルムコンデンサも全数交換するほうがいいという見解をいただきましたが、アルミ電解コンデンサも液漏れや容量抜けがありますから、長く使うにはできるならそれらも合わせて交換するのが望ましいということです。 (追記以上) |
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電解コンデンサの総交換が不具合解消の基本 実際には液漏れを起こしている電解コンデンサがあっても、外見ではよくわからず、はずしてみて初めて液漏れとわかるケースがあります。 アナログ電源ボードの電解コンデンサの液漏れは、+5V、+12V、-12Vの生成に直結する問題であり、Plus ではロジックボードの故障に比べると、アナログ電源ボードを修理することで解決する症状のほうが圧倒的です。 後述の電圧調整ボリュームでの調整に満足せず、思い切って全数を新品に交換することが、将来的にも賢明な処置になります。 ここでいう全数とは、当店では耐圧200V未満でかつ100uF以上のアルミ電解コンデンサすべてを指します。(耐圧200V 以上の電解コンデンサは無理に交換しなくても問題ありません) |
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アナログボードの無極性コンデンサについて(2023.2.12追加) C1には、日ケミ製の3.9 uF, 35 V、セ氏85度、高周波 (HF)の無極性 (NP)電解コンデンサが使われています。(〜 SE/30の前期モデルまで) この「高周波」「高リプル」「無極性」の3条件を満たす電解コンデンサは現在どのメーカーも製造していません。また電解コンデンサは経年で自然と「容量抜け」しますので何十年も前に製造された在庫品を入手したとしても(性能的に)あやしいものです。 一方、SE/30の後期モデルでは同じ部分のC15に、ELEC.CONEPTS社製メタライズドポリカーボネートコンデンサ5MC- 9931K (3.9 uF, 100V)が使われています。 実際の交換にあたっては、無極性で耐圧が合っていればあればどんな無極性電解やフィルムコンでもいいということでもありません。ここには高周波(交流分を含むCRTの偏向ヨークの出力)用の耐振動が考慮されたコンデンサを使う必要があります。 入手方法については、 無極性電解コンデンサ SPRAGUE製(現在はVishay)のTVAシリーズ (eBayなどから) フィルムコンデンサ ELEC.CONEPTS製 5MC- 9931K (eBayなどから) |
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ハンダ割れの修復 画面が真っ暗だったり、ちょっとした振動で画面が一瞬ついたりする場合の多くは、アナログボード電源上のどこかがハンダ割れしています。フライバックトランスの周辺、ロジックボードへつながるコネクタの足などを丹念にルーペで拡大視認します。 |
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ロジックボードへの10ピンコネクタの足のハンダ割れ |
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電源電圧の確認 外部フロッピーコネクタ(D-Sub19ピン)の6番ピンには+5Vの電源電圧が出ています。 1番ピン(GND)との電圧差を測って、低い場合はアナログ電源ボードの裏面の「電圧」のボリュームで調整できます。 |
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イジェクト(取り出し)ができない場合 (400Kドライブを除く) 正常に認識し読み書きできるのにイジェクトしようとすると「ウ〜ン、ウ〜ン」と1秒間ほどうなるだけで排出されない場合、フロッピードライブのEJECT用モーターの第一プラスチックギアが「欠け・破損」していることがあります。 「ウ〜ン」とうならずに排出されない場合は、ギア欠けではなく排出モーター(R2DG-31)そのものの修理が必要です。
SE/30のページに修理方法をまとめてあります。(必見) 外観が多少異なっていても512K、Plus、SE、ClassicI,II、QuadraなどのOMRON製、および台湾・SANWA製のEJECT用モーターは取付け寸法と電気的動作において 完全互換がありますので、ユニット全体でそのまま取り替え交換が可能です。 512K、Plus、SE 用 2DDフロッピー(800KB)ドライブ型番 = ソニー製 MP-F51W、MP-F51W-03、MP-F51W-23、MFD-51W-03、MFD-51W23 SE/30、Classicシリーズ用 2HDフロッピー(1.4MB)ドライブ型番 = ソニー製 MP-F75W-01G、MP-F75W-11G、MP-F75W-12G Color Classicシリーズ用 2HDフロッピー(1.4MB)ドライブ型番 = ソニー製 MP-F75W-31G (内部の第一駆動ギアは別の部品になっています)
Plus用 2DDフロッピードライブ(MP-F51W)のEJECT用モーターユニットには、(SEやSE/30以降に採用されている)プリント基板にリン青銅の安価な板バネを取 り付けただけのON-OFFスイッチではなくちゃんとした「マイクロスイッチ」が使われています(左下の写真の黄色枠) |
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SE/30用FDDのEJECTモーターユニットを装着したところ(右側がもとのPlus用EJECTモーターユニット) |
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読み書きができない場合 2DDドライブの場合は、SE/30のページで紹介した方法でヘッドをクリーニングします。 512K、DynaMacの1DD(400K)ドライブの場合のヘッドは、以下の左端の写真のように「下側のみ」にあります。
【注意】フロッピーケーブルの長さは20センチ以下で使う 筆者は各種テストのため、標準の15センチケーブルではなく、30センチの自作ケーブルを使用していますが、フロッピーの読み書き信号はパラレル信号ですので、磁化力の低下した起動用フロッピーディスクをうまく読み込めず、吐き出してしまうことがよくあります。長い方が使いやすいのですが、長くても20センチ程度にしておくのが無難です。 |
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フロッピーは挿し込み途中の位置 真上にある黒樹脂の底部はフェルトになっていて、シャッターが開いたあとディスク面を上から下に押しつけて、裏側の記録ディスク面がヘッドに密着する構造になっている |
ローディング、排出メカ部分の取り外しは、このEリングをマイナス時計ドライバー(大)ではずすだけ |
右奥は防塵カバー 液漏れしそうなコンデンサは使われていないので、電気的故障は少ないものと思われる |
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2HDディスケットを小細工して2DDフロッピーにする方法 旧MacOSの情報(2)のページで紹介した方法で市販Windows用2HDディスケットから2DDフロッピーを作ります。 「穴ふさぎ」で小細工したフロッピーは、保持情報が」長続きしないとの情報もあります。(ダメになったら作り直します。) また、フロッピー製造メーカーによっては、2DDに加工したあとにシステムフォルダを入れて起動用FDにした場合に、PlusのMP-F51Wドライブではうまく「起動用」として認識されず、吐き出されるケースがありました。何枚作っても同じ結果になり、そのディスクをそのまま使って、SE/30上でMP-F75Wドライブで起動することは可能でしたので、何とも不思議です。 (MEMOREX製2SHD 、製品番号3202-3671という、1.4MB、Mac用フォーマット済みというものです。パッケージには 135トラック/インチ、80トラック/片面と記載があり、このディスクは800KBドライブ用には設計されていないとの注意書きもありますが...。)
2HDディスケットから1DDフロッピーを作る方法 上述の方法でまず2HDディスケットを2DDフロッピーに変身させます。 漢字Talk7.1以前の環境下の2HDまたは2DDフロッピードライブに挿入します。 Finderの「特別」メニューの「ディスクの初期化...」で「片面」(1DD)を選びます。
ただし、ネット上では上述の方法で2HDディスケットから作成した1DD(400KB)フロッピーでは、128K機で起動途中の読み込みに失敗したとの情報もあります。 Apple社内でどれぐらいの磁力で読み書きするかというFDDの書き込みレベルが規格化されたのはSE/30などよりずっとあとのことで、それまでのFDDには個体差があり、A機で書き込んだフロッピーがB機で読めないという状況がありました。なので、とりあえずチャレンジしてみてください。
2HDドライブを2DDドライブとして使う方法 Plusの2DDドライブのロジックボード接続用の20ピンFDDケーブルは9ピンと20ピンが非接続仕様となっていますが、2HD用は20ピン全結線ケーブルです。 SE/30などの2HDドライブをPlusに装着し20ピン全結線ケーブルで電源投入すると、電源ON直後から勝手に不規則な動作を始めてしまいます。 このとき、もともとのPlus用のFDD接続ケーブル(9/20ピン欠)を使用して2HDドライブをPlus内蔵FDDポートに接続すれば問題なく使えます。(ただし2HDドライブであっても2HDフロッピーは扱うことができず、挿入してもすぐに強制排出されます。2DD以下用としてのみ代用することが可能です)
(追記:2021.11.12) 当店では、内蔵FDDケーブルを外部FDDポート用のDB19ピンに接続して、内蔵FDDを「外付けフロッピードライブ」にできる「No.6110 外付けFDDポート出力ケーブルセット」を製作販売しております。 同製品では、基板上で「9/20ピン欠」にしてありますので、、2HDドライブを20ピン全結線ケーブルで接続しても、そのまま2DDドライブとして運用することが可能です。 |
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Plus用FDD接続ケーブルの断面。左端が1番ピンで、9番と右端20番ピンが非接続(銅線がなくつぶれています) |
512K、DynaMac用 1DDフロッピー ソニー製 OA-D34V-22 |
5No.6110 外付けFDDポート出力ケーブルセット |
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Macintoshに標準装備されたFDDは形状から大別して、68040機までに使われた分厚いソニー製のMP-F51WおよびMP-F75Wタイプと、PowerMacintosh以降に使われた薄型の三菱MF355Fおよびソニー製MPF52Aに分かれます。 このうち、ソニー製MPF52Aだけが、いまのところ動作確認試験ではSE/30で2HDフロッピーを認識しない(2DDは認識する)という点でとりあえず除外として、三菱MF355FはSE/30では2DD/2HDの両方、Macintosh Plusでも2DDフロッピーを扱えることが確認されました。 また、ソニー製MPF52Aは2DDフロッピードライブとしてなら、Macintosh Plusなどで問題なく使えます。 第一世代Power Macintosh用のFDDとして登場した三菱MF355F-****は、それまでのMP-F51WおよびF75Wと異なって、排出用の駆動ギアが経年で歯欠けするということがありません。 代用できるといっても、当然サイズが違うためFDDマウンタにセットできませんので、コンパクトMacの外装ケースをはずしたまま裸でドライブを使うことになります。(当店オリジナル商品の「No.6110 外付けFDDポート出力ケーブルセット」を使えば、外付けFDDとして使えます)
【注意】 上記4モデルとも20ピンのフラットケーブル接続ですが、Plus に2HD対応のMP-F75WまたはMF355Fを接続して、2DD(800KB)ドライブとして使う際には、フラットケーブルの9番と20番の結線を切断しておく必要があります。 またMP-F75WまたはMF355Fを、Plus や2DD× 2台モデルのSEに接続しても、2HDフロッピーは認識しません。 |
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三菱 MF355F-**** |
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System 1.0 、System 2.0 のファイルシステムはMFS形式 System 1.0 、System 2.0 の時代は、ファイルシステムがMFS形式ですので、漢字Talk1.0以降のHFSの環境とは互換性がありません。 このため、1DDにフォーマットされたフロッピーを漢字TalkやMacOS上のFDDに挿入して、System 1.0 、System 2.0 用のファイルを書き込んでも、その1DDフロッピーは512Kの1DD(400K)ドライブから起動することも読み書きすることもできません。 (Mac用の2HDフロッピーにWindows98起動フロッピー内のファイルをドラッグコピーしても、Windows機ではHFSのMac用FDが認識されないのと同じです) そこで、HFS形式の2DD/2HDのフロッピーを、丸ごと複製&イメージファイル化することができるDiskCopy 4.2のように、MFS形式でそれを行うことができるユーティリティを漢字Talk上で実行させて、MFS形式のフロッピーの複製および任意ファイルの入ったフロッピーのイメージファイル化を行います。
当店ではシェアウェアの「DiskDup + 2.7」で動作確認しました。 (SE/30、2HDドライブ、2HDフロッピーの「高密度用の穴」を紙で目かくしして2DDに擬態させ漢字Talk6.0.7上で実行して複製成功。同フロッピーで起動も 確認)
これで1ドライブモデルの512Kであっても、ほかの漢字Talk機があれば、簡単にデータフロッピーの複製バックアップができるようになります。 |
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512KでもSCSI、2DD(800K)ドライブを使いたい 当店では未検証ですが、参考リンクを張っておきます。
SCSI for the Mac 512K https://macgui.com/news/article.php?t=471
Using an External 800K Disk Drive with Mac 512K |
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1つだけ効かないキーがある場合は右optionキーと入れ替える メカニカルキーは1個ずつ交換修理が可能です。 ただ、同じキースイッチを新品で入手しようとしても、標準キーボード用のキースイッチはすでに廃止品種で、市場調達価格もけっこうします。 キーボードの全キーのうち、まったく使わないキーがひとつ、ふたつはあるはずです。たとえば、右shiftキー、右optionキーなどで、拡張キーボードになればその数はぐっと増えます。 1個ずつ交換修理できる特性を利用して、効かなくなったキーと入れ替え交換すれば、ふだんの入力作業は解決します。 市販のキートップ引き抜き工具で真上に引き上げるだけで、キートップははずれますが、スペースキーは金具で2個連結になっているので注意が必要です。
(アルプス電気製 SKCCAF002Aは新品在庫があり、ひとり2個までお分けできますのでお問い合わせください。) |
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キートップはサンワサプライTK-013や、ゲーム機用キートップ引き抜き工具で引き抜く |
さきに裏側のハンダ付けをはずしておいてから、マイナス時計ドライバー(小)で片側ずつこじあげる |
M0110用キースイッチはAlps製 SKCCAF002A 「カナ」キーをのぞいて全キー共通部品 (拡張用M0110A用とは異なります) |
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拡張キーボードは製造メーカーが2社 拡張用M0110Aには、キーボードそのものにアルプス電気製とミツミ電機製の2つがあります。 それぞれキースイッチの足のピッチが異なるため、両社でのキースイッチの互換性はありません。 ただ、キートップについては、ミツミ電機製のキートップをアルプス電気製のキースイッチに挿す分にはすこし固めですが装着できました。 (ツミ電機製のキートップを同社のキースイッチにさすときは心地よくはまります。一応、自己責任で装着ください。)
アルプス電気製のキースイッチは、標準キーボードM0110、拡張キーボードM0110Aのいずれにも使うことができます。 |
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左:アルプス電気製 右:ミツミ電機製 |
上段:右側面から見たところ 下段:正面から見たところ |
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接点復活剤も役に立たないわけでは... キースイッチには、個々人ごとの「へたりグセ」がついていますので、接点不良になったキースイッチははっきりいって治しても無駄です。 よく使う特定のキーほどクセは強いです。 こうしたスイッチ類の修復には、基本的には接点復活剤を使いますが、クセがついているのでまたダメになります。 ただし、すぐにダメということではないので接点復活剤で復活したあとは、日頃あまり使わない(へたってない)キーと、キースイッチ部分をそっくり入れ替えて使うようにすれば、よく使う特定のキーもまた長期にわたって活躍してくれます。
接点復活剤にはサンハヤト製「接点復活王 PJR-S40 ポリコールキング」がおすすめです。 |
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