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2018.2.23 最終確認 |
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【重要】DOMはマザーボードのヘッダピンに直接挿して使う 40ピンタイプのコネクタは「基本的にメス」で普通のHDDとは逆です。つまりPCではIDEケーブルでマザーボードとつなぎますが、DOMではIDEケーブルを使わず直接IDEソケットに挿し込みます。 オスメスを逆にするためのひと工夫が必要です。→参考こちら |
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PQI製 型番 D40080G29R11-40H |
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簡単にいえば「 IDEハードディスク互換の小型 SSD 」 ひとつのモジュールで完結し、SLC仕様でウェアレベリングも内蔵されていて信頼性は高い |
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既存の3.5/2.5インチIDEハードディスクを半導体メモリにそのまま置き換えるデバイスとして登場したDOM(Disk On Module)は、電気的規格がATA規格のためフラッシュATAドライブとも呼ばれます。現在ではSSDの中で「IDE仕様であるがマザーボードへ直挿しタイプで、2.5"HDDや3.5"HDDの定形サイズよりも小型化した製品」という位置づけです。 コンパクフラッシュのようにIDEコネクタへの変換基板を使うことなく、そのままIDEコネクタへの差しこみでブート可能、Master/Sleve切替えで使えます。産業機器向け信頼性優先の「SLCタイプ」がおすすめです。 現場のシステムは数十〜数百MBのものが中心なので、生産される容量ラインナップはどのメーカーも1MB〜32GBまで。インダストリアル製品(産業機器向け)なのでエンドユーザーへの直納入のため日本国内のパソコンショップで扱われることはまれです。 現在PATA(IDE)タイプのDOMを生産しているのは台湾のPQI、innodisk、中国のKingSpec以外の3社のみです。表記は「SSD」や「DOM」「Disk On Module」「Embedded Disk Card」などさまざまです。4GBで20〜60ドル程度です。英語での購入サイトでの検索キーワードは 「SSD PATA SLC 4GB 」「DOM SLC 4GB 」など必ず「SLC」を入れます。 innodisk製はRSオンラインで国内入手可能ですが5V用、4GBは10000円、KingSpec製はAliexpressでの海外サイト購入になります。PQIはインダストリアル製品扱いのため単品購入はむずかしそうです。 コネクタ、ピン番号の違いにも注意(HDDと同じではない。) ハードディスクはオスのピン構造になっていますが、DOMでは基本的に「メス」タイプを選択します。また2.54mmピッチの40ピンタイプのほうが、ピンヘッダー、リセプタクル、電源電圧への対応などどれをとってもあとあと取り扱いが楽です。 40ピンのDOMはメスコネクタをもち、マザーボードへの直挿しタイプで、PC電源の4ピン電源ケーブルから専用ケーブルで5Vを供給、Master/Slave設定、書き込み許可設定のスイッチをもった構成になっています。メスコネクタですので、20ピンずつの2列が逆に入れ替わっており、DOMの1番ピンは3.5”HDDの2番ピンの位置になります。普通のHDDと同じ扱いをするためには、通常のIDEケーブルのHDD側をメス(リセプタクル)ではなくオス(ヘッダー)に取り替える改造(圧接加工)が必要です。 2.5”用の44ピンタイプのDOMには「オスコネクタ」「メスコネクタ」の2種類があり、いずれも1番ピンは40ピンのDOMと同じ位置にあります。 どちらのタイプを入手しても、普通の2.5"のHDDと同じピン配列にするには先述の40ピンのような変換するための工夫が必要ですが、40ピン以上のピンヘッダーは一般的に電子パーツ店では2.54mmピッチのものしか入手できず、対応がとても困難になるので注意です。2.5”用の2.0mmピッチの44ピンのピンヘッダー、リセプタクルは日本製品はほとんどなく中国製品になります。部品の出来映え、精度もあまりよくありません。 40ピンタイプは電源が必要 40ピンタイプの場合は5Vまたは3.3Vの電源が必要です。IDEハードディスク用の4ピンから5Vをとることができますが、3.3V専用のDOMを購入した場合は5V→3.3Vコンバータ基板を使います。(ストベリー・リナックス社のものが安価です)
当店では近い将来、このDOM用の変換基板の製作販売を予定しておりますので、IDE-SCSI変換ができる環境をお持ちのかたはいましばらくお待ちください。 |
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【参考サイト】 第 6回 PC-98の SSD化 http://www.amy.hi-ho.ne.jp/nakajima-jr/kikaku/special6/special6.htm |
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最終的にCF -SCSI変換する場合は1枚挿しで SCSIは1ドライブをひとつのSCSI ID番号で制御するため、2枚挿しCFカードの場合は、「2ドライブ搭載の状態」になってしまい、SCSI側からうまく制御できません。 「2枚挿しの変換基板に1枚挿し」でもうまくいかない場合は変化基板を換えてみてください。 |
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IDE44ピン用CF-IDE変換基板 2枚挿しタイプ |
IDE40ピン用CF-IDE変換基板(2枚挿しの場合は裏面に) |
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コンパクトフラッシュ(CFカード)の動作モード コンパクトフラッシュ(CFカード)の動作モードには2種類あります。 リムーバブルモード 固定ディスクモード(TrueIDE)
■ SanDiskブランド製はすべて「リムーバブルモード」 SanDisk のコンパクトフラッシュカードを固定ディスクモードで使えますか。
■ PQI社製はすべて「固定ディスクモード(TrueIDE)」 PQIのCFカードはどの様にすれば固定ディスクモードで使用できますか?
■ Transend社製は古いものは「リムーバブルモード」新しいものは「固定ディスクモード(TrueIDE)」 けっこうPDFで仕様書が残っていますので、データシートで確認できます。 133倍速タイプは「固定ディスクモード(TrueIDE)です。
■ バッファロー(たぶん「リムーバブルモード」)
コンパクトフラッシュの規格としては両モードの相互書き換えがあるらしいのですが、どちらがいい悪いではなく、書き込み寿命の限界や動作環境、用途を考慮した販売戦略で各社それぞれに出荷モードが決められているようです。 Artmix社のStratos製CF-SCSI変換カードは「CFカード」についてのメーカー指定はないようですので、最終的にCF - SCSI変換したい方にはおすすめです。 SanDisk社のサイトには「当社のOEM製品なら固定ディスクモードもありうる」と記載がありますし、ここらがネット上で「Windowsの場合に起動ディスクに使えるかどうか」に関する情報が混乱している元凶のようです。 ハードディスクを使う場合でも各OSごとに4GB/8GB/32GB/137GBの壁が存在しましたが、旧機種をSSD化する際にも容量の選定には注意が必要です。 |
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CFの動作モードが市販のCF-IDE変換基板に対応しない場合 「リムーバブルモード」を「固定ディスクモード」に変更することを「flip the removable bit」と呼びますのでネットで検索してみてください。 WindowsXp以降とMac用(OSX)には「Lexar USB Format Tool 」、「BootIt」のような固定ディスクモード化とパーティション分割の両方に対応したユーティリティがあります。この作業の部分だけをWindows機で作業する手もあります。 |
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コンパクトフラッシュ規格 コンパクトフラッシュ規格はHDDの規格とは別に存在しています。 (HDDではPIOはモード4までしか定義されていない) PIOモード6 25.0MB/s (166倍速) UltraDMAモード2 33.3MB/s (ATA/33) UltraDMAモード4 66.0MB/s (ATA/66、444倍速) UltraDMAモード5 100MB/s (ATA/100) UltraDMAモード6 133MB/s (ATA/133、888倍速) UltraDMAモード7 167MB/s (1,113倍速)
一方、SDカードは別の規格で「150倍速」= 22.5MB/s |
倍速表示 慣例的に使われている「倍速」の表示ですが、基準となっている「1倍速」つまり「等倍速」とは? このことばの響き、そう、あのApple CD等倍速のことなのですよ。つまり150KB/sが基準なのです。
コンパクトフラッシュとCFカード コンパクトフラッシュはSanDisk社の商標のため、他社は「CFカード」と表記しています。 |
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SSDデバイス側にSATA-II 製品が使えない?! Mac、Windowsの旧型機ではこれらの変換アダプタを使用してもmSATAカードやmicroSATAカードがSATA-II規格(3Gb/s)あるいはSATA-III(6Gb/s)ではうまく変換できまないケースがあります。 変換基板を購入する前によくマニュアルを読み込んでください。(上記参照) |
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玄人志向のmSATA-IDE変換アダプタKRHK-MSATA/I9。2.5インチHDDとそのまま置換可能。(SATA-I、SATA-II、SATA-III対応商品) |
安価なmSATA-IDE変換アダプタにmSATAを実装。 |
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SATA-IDE 変換基板を使う いまも現場ではIDE仕様のXpマシンが多く使われているため、広くSATA-IDEを「単方向に」または「双方向に」変換できる機器や基板が流通していますから、購入時に変換する方向、コネクタ、電圧仕様(5V、3.3V)をよく確認します。 変換基板は多様で、SATA側は通常のSATAコネクタのほか、光学ドライブ用SATA、mSATAなど、IDE側は2.5インチ用44Pinオスのほか、3.5インチ用の40Pinオスおよびマザーボード直結タイプの40Pinメスのものがあります。 またIDE 2.5インチ用44Pinオス以外は、SATA側もIDE側も電源供給ケーブルが別売りになっていたり、そもそも信号変換機能だけで電源コネクタがない設計の製品であったり、あったとしても電源コネクタの形状がIDE用や3.5"FDD用などさまざまな製品があります。
旧型ノートの2.5インチIDEの確保は 「mSATA-IDE変換アダプタ」で 2.5インチIDEハードディスクを置き換える場合は、少し前までは高価なIDE仕様のSSDへの置き換えのほかに、ウェアレベリングがサポートされない安価な「CF-IDE変換」の利用も多く見受けられました。モバイルマシンの活躍を受けて次世代のM.2規格に移る前の現時点では、商品が多く価格もこなれてきたmSATA規格のSSDを使った「mSATA-IDE変換」が最善の選択肢といえるかもしれません。 小型のmSATA規格のSSDを装着できる上の2つの写真のような「mSATA-IDE変換アダプタ」を使えば、出来上がり寸法が2.5インチHDD以下に収まります。ノートPCの場合はHDDのまわりには寸法的な余裕がありませんので、普通の2.5"SATA-SSDを使う「SATA-IDE変換基板」はサイズ的にまず使えません。 さらにmSATA規格SSD基板は当然ながらSSDですので、SATA-IDE変換でもウェアレベリングが有効ですし、Windows7以降の「SSDのTrimコマンド」に正式対応したOSならさらに新機能がいかされます。 一方で、変換アダプタによってはPIO転送モードになってしまうというケースもあるようなので、「高速化を目的にしたUltraDMA用途 」で購入する場合は、購入前の検討や購入後の対策の必要性に迫られる可能性があります。(Old Mac、PC-98ユーザーは関係ありません) @IT 「IDEハードディスクの転送モードにかかわるトラブルを解決するには?」(2001/05/08) http://www.atmarkit.co.jp/fpc/pctips/032changeudmamode/changeudmamode01.html
3.5インチIDEハードディスクの置き換えは容易 3.5インチIDEハードディスクを置き換える場合は、そのまま3.5インチSATA-HDDに「SATA-IDE変換基板」を装着しても内部スペースに余裕がある場合が多く、さらに2.5-3.5変換HDDマウンタで2.5インチSATAのSSDか同HDDを、1個または2個装着をすることもできます。 つまり3.5インチIDEハードディスクの場合は、2.5/3.5のSATA-HDD、SATA規格SSD、mSATA変換SSD、microSATA、ZIP-HDDなどほぼ何でもOKで、同じ空間内に2ボリュームを設置可能ということになります。 3.5インチの場合は、通常のHDDと同様にMaster/Slave設定の必要な場合があるので、購入の際には変換基板やmSATAデバイス上でMaster/Slave設定ができることを確認してください。
OSやマザーボードにハードディスクの容量制限がある場合は、予備のSSDと変換基板の予備確保を Macintoshの旧OSにはSCSIドライブの2GBや4GBの制限がありましたし、Windows機でもBIOSの制限でIDEドライブに8.4GBや32GB、137GBの制限がありました。 ハードディスクの容量に制限がある機種のIDEハードディスクの置き換えは、予備の変換基板とあわせて予備のSSD(特に使い回しがきくmSATA規格SSD)をいまのうちに確保することが重要なポイントです。 年々SSDも容量が増大する中で、現在2014.11月時点で、国内外で一般に流通しているmSATA規格SSDは4GBが一番小さい容量のようです。ただしSATA-II規格のため、Old Mac ユーザーの場合は新品での導入はかなりハードルが高く、どうしてもNANDフラッシュ製品を導入する場合は、次のDOM、CFカードの利用をおすすめします。 |
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